2020年12月から、日商簿記2級のネット試験が始まりました。
この記事では、ネット試験と統一試験(ペーパー試験)の合格率の比較と難易度について解説します。
目次
ネット試験の合格率
日商簿記2級のネット試験の合格率は下記のとおりです。
ネット試験の平均合格率は37.8%です。
回 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
2024年4月~2024年6月 | 24,075名 | 9,593名 | 39.8% |
2023年4月~2024年3月 | 119,036名 | 41,912名 | 35.2% |
2022年4月~2023年3月 | 105,289名 | 39,076名 | 37.1% |
2021年4月~2022年3月 | 106,833名 | 40,713名 | 38.1% |
2020年12月~2021年3月 | 29,043名 | 13,525名 | 46.6% |
平均合格率 | 37.8% |
日商簿記2級の過去10回分の合格率は下記のとおりです。
最高合格率は30.6%、最低合格率は11.9%、平均合格率は21.5%です。
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者 | 合格率 |
167(2024.6.9) | 7,786名 | 6,310名 | 1,442名 | 22.9% |
166(2024.2.25) | 10,814名 | 8,728名 | 1,356名 | 15.5% |
165(2023.11.19) | 11,572名 | 9,511名 | 1,133名 | 11.9% |
164(2023.6.11) | 10,618名 | 8,454名 | 1,788名 | 21.1% |
163(2023.2.26) | 15,103名 | 12,033名 | 2,983名 | 24.8% |
162(2022.11.20) | 19,141名 | 15,570名 | 3,257名 | 20.9% |
161(2022.6.12) | 16,856名 | 13,118名 | 3,524名 | 26.9% |
160(2022.2.27) | 21,974名 | 17,448名 | 3,057名 | 17.5% |
159(2021.11.21) | 27,854名 | 22,626名 | 6,932名 | 30.6% |
158(2021.6.13) | 28,572名 | 22,711名 | 5,440名 | 24.0% |
平均合格率 | 21.5% |
ココがポイント
難易度は同じ?
ネット試験と統一試験(ペーパー試験)の難易度は同じです。
難易度について、日本商工会議所は下記のように明記しています。
2021年度から、統一試験、団体試験(ペーパー試験)、ネット試験方式で施行しております。試験問題について、3方式いずれも出題範囲や問題の難易度は同じです。
引用:日本商工会議所
難易度は同じですが、ネット試験の平均合格率が41.8%で、統一試験の平均合格率が20.1%と大きな差があります。
統一試験で惜しくも不合格だった人は、ネット試験を受ければ合格する可能性があります。
次の統一試験を待たずに、ネット試験に挑戦することをおすすめします。
資格スクールに通うべき?
日商簿記2級は独学でも合格可能です。
どうしても合格できないという人は資格スクールや通信講座を利用した方が合格の近道です。
- 生涯学習のユーキャン:提出した答案に対して、解答・解説を添えて返してくれる添削指導があるので自分の弱点をカバーできる。わからない点は質問できるので独学よりも効率的。
- LECリーガルマインド:司法試験の講座もある資格学校の老舗。タイミングが合えば早期割引キャンペーンやタイムセールで安く講座を申し込むことができる。
- ネットスクール:オンライン授業中にチャットで講師に質問ができる。講師の説明を聞きながらボックス図の作成方法や勘定連絡図の一連の流れを学べるので工業簿記が苦手な人にオススメ。
関連【体験談】ネットスクールの日商簿記1級講座ってどうなの?【予備校の比較・評判】
まとめ
- ネット試験の方が統一試験(ペーパー試験)よりも合格率が高い。
- 「難易度は同じ」と日本商工会議所が公表している。
- 統一試験(ペーパー試験)で惜しくも不合格だった人は、ネット試験がおすすめ。
【関連項目】
日商簿記(ネット試験)の合格率
日商簿記3級のネット試験と統一試験(ペーパー試験)の合格率を比較【難易度は同じ?】
日商簿記2級のネット試験と統一試験(ペーパー試験)の合格率を比較【難易度は同じ?】
日商簿記(統一試験)の合格率
日商簿記3級は難易度が上がった?【過去の合格率と比較】
日商簿記2級は難易度が上がった?【過去の合格率と比較】
日商簿記1級は難易度が上がった?【過去の合格率と比較】