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簿記

【2025年度版】日商簿記2級は難易度が上がった?【過去の合格率と比較】

日商簿記2級は、近年「難易度が上がった」との声が増えています。

この記事では、公式データをもとに過去の合格率の推移を分析し、試験の現状をわかりやすく解説します。

 

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絶対評価である2級と相対評価の1級

簿記2級は「70点以上で合格」の絶対評価方式。試験が易しければ合格率が上がり、難しければ下がります。

一方、簿記1級は「上位10%」の順位で合否が決まる相対評価方式です。

 

直近10回の合格率

簿記2級の試験は、近年難化傾向が見られ、以前と比べて合格するのが難しくなってきているという印象に変わりつつあります。

実際、第161回(2022年6月)〜第170回(2025年6月)の平均合格率は21.7%と、比較的低い水準にとどまっています。

回によって難易度に大きな差があるのも特徴です。

直近10回のデータは以下の通りです。

 受験者数 実受験者数 合格者 合格率
170(2025.6.8) 6,560名 5,383名 1,193名 22.2%
169(2025.2.23) 8,606名 7,118名 1,486名 20.9%
168(2024.11.17) 9,116名 7,589名 2,187名 28.8%
167(2024.6.9)  7,786名 6,310名 1,442名 22.9%
166(2024.2.25) 10,814名 8,728名 1,356名 15.5%
165(2023.11.19) 11,572名 9,511名 1,133名 11.9%
164(2023.6.11) 10,618名 8,454名 1,788名 21.1%
163(2023.2.26) 15,103名 12,033名 2,983名 24.8%
162(2022.11.20) 19,141名 15,570名 3,257名 20.9%
161(2022.6.12) 16,856名 13,118名 3,524名 26.9%
平均合格率 21.7%
  • 最高合格率:28.8%(第168回)
  • 最低合格率:11.9%(第165回)
  • 平均合格率:21.7%

 

第150回〜160回は合格率が低めだった時期

少し前の時期(第150回〜160回)は、平均合格率20.9%と、現在よりも厳しい回が多く見られました。

特に第157回(2021年2月)は、合格率わずか8.6%と過去20年以上で最低水準を記録。受験生にとっては非常に厳しい回となりました。

この期間の合格率データは以下の通りです。

受験者数 実受験者数 合格者 合格率
160(2022.2.27) 21,974名 17,448名 3,057名 17.5%
159(2021.11.21) 27,854名 22,626名 6,932名 30.6%
158(2021.6.13) 28,572名 22,711名 5,440名 24.0%
157 (2021.2.28) 45,173名 35,898名 3,091名 8.6%
156 (2020.11.15) 51,727名 39830名 7,255名 18.2%
154(2020.2.23) 63,981名 46,939名 13,409名 28.6%
153(2019.11.17) 62,206名 48,744名 13,195名 27.1%
152(2019.6.9) 55,702名 41,995名 10,666名 25.4%
151(2019.2.24) 66,729名 49,766名 6,297名 12.7%
150(2018.11.18) 64,838名 49,516名 7,276名 14.7%
平均合格率 20.9%
  • 最高合格率:30.6%(第159回)
  • 最低合格率:8.6%(第157回)
  • 平均合格率:20.9%

※ 第157回(2021年2月)の合格率8.6%は、過去20年以上でも例がないほどの低水準でした。

このように、日商簿記2級は回によって難易度が大きく変動するため、最新の傾向を把握した上で、計画的な学習が求められます。

 

合格率の推移比較

期間 平均合格率
第150回〜160回 20.9%
第161回〜170回 21.7%

ここ数年で平均合格率はわずかに上昇していますが、大きな変化とは言えず、試験の難易度は依然として高い水準にあります。

ネット試験の普及や出題傾向の安定化が影響している可能性はあるものの、確実な合格には十分な対策と継続的な学習が不可欠です。

 

試験範囲の拡大で学習負担は確実に増加

2級では商業簿記に加えて工業簿記が必須となり、さらに簿記1級の範囲だった内容(連結会計など)も追加されています。

主な追加・改訂論点

  • 連結会計、リース取引、圧縮記帳、税効果会計
  • 本支店会計、外貨建取引、ソフトウェア会計

これらは実務で役立つ内容ですが、学習負担は確実に増えています。

 

回によって合格率に大きな差がある

日商簿記2級の統一試験は、回によって合格率のばらつきが大きく、10〜40%台まで幅広い結果となっています。

たとえば、第170回(2025年6月)は42.4%と高い合格率でしたが、一方で第157回(2021年2月)はわずか8.6%、第165回(2023年11月)も11.9%と、非常に厳しい回もありました。

このように、運や出題内容によって難易度が大きく変わるため、どの回であっても油断せず、しっかりと対策をして臨むことが大切です。

 

必要な学習時間の目安

  • 予備校利用:200〜300時間
  • 独学:200〜400時間程度

簿記3級よりも範囲が広く、体系的な学習が必要です。

 

資格スクールに通うべき?

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日商簿記2級は独学でも十分合格を狙えますが、「苦手な分野をサポートしてほしい」「モチベーションが続かない」といった場合は資格講座が有効です。

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関連【体験談】ネットスクールの日商簿記1級講座ってどうなの?【予備校の比較・評判】

まとめ

日商簿記2級の合格率は平均して20%前後と、決してやさしい試験ではありません。

ネット試験の普及や出題傾向の安定化により、取り組みやすくなった面もありますが、回によっては合格率が10%台前半に落ち込むこともあり、依然として難易度の波があります。

また、会計ソフトの普及によって一部の作業は自動化されつつありますが、簿記の知識は仕訳の理解や財務諸表の読み取りなど、専門的な業務において今なお必要とされています。

簿記2級の資格は、転職やキャリアアップにも活かせる有効なスキルです。

しっかりと準備を重ねて、合格を目指しましょう。

 

【関連項目】
日商簿記(ネット試験)の合格率
日商簿記3級のネット試験と統一試験(ペーパー試験)の合格率を比較【難易度は同じ?】
日商簿記2級のネット試験と統一試験(ペーパー試験)の合格率を比較【難易度は同じ?】

 

日商簿記(統一試験)の合格率
日商簿記3級は難易度が上がった?【過去の合格率と比較】
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