スキルアップや就職、転職のためにファイナンシャルプランナー試験の勉強をしている人は多いと思います。
この記事では、ファイナンシャルプランナー試験の申し込み方法と注意点について説明します。
スケジュールの参考にしてください。
FP試験の申し込みについて簡単に説明すると
・「FP協会」と「きんざい」のどちらかを選ぶ必要がある。
・受験の申し込みは2つの方法がある。
・FP1級とFP2級は受験資格に注意。
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目次
ファイナンシャルプランナー試験の申込先を決める
ファイナンシャルプランナー試験を実施している団体は「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」の二つがあります。
試験を受けるためには、どちらの団体で受検するか選ぶ必要があります。
「日本FP協会」と「きんざい」の違い
試験日と受験料はどちらも同じです。学科試験も同じですが、実技試験の科目は異なります。
実技試験でのどの科目を選ぶかによって、「日本FP協会」と「きんざい」のどちらに申し込むか決まります。
どちらで合格しても、資格の価値に違いはありません。
各団体の実技試験の内容を比較し、自分の興味のある分野を得意分野のある方を選択すれば大丈夫です。
日本FP協会に申し込む場合
インターネットで申し込む
日本FP協会のホームページから「FP技能検定」をクリックして、受検したい級を選択してください。
次に必要事項を記入してください。
受検料の支払い方法は「コンビニ支払い」または「クレジットカード支払い」のいずれかを選択してください。
コンビニ支払いの場合は、支払期限までに指定したコンビニで支払いを行ってください。
入金確認後、申し込み完了となるので「コンビニ支払い」を選択した場合は、必ず支払期日を守ってください。
クレジットカード支払いの場合は、申請画面に必要事項を入力すると即時決済となり、申し込みが完了します。
郵送で申し込む
郵送で申し込む場合は、最初に受検申請書を入手する必要があります。
入手方法は、「日本FP協会に問い合わせをして入手する」または「書店などの配布場所で入手する」のいずれかになります。
受検申請書を配布している書店は、日本FP協会のホームページの「受検申請書配布場所一覧」で確認することができます。
受検申請期間の約1ヵ月前から受検申請書の配布が始まることが多いです。
受検申請書は在庫がなくなった時点で配布が終了してしまいますので、早めに入手することをお勧めします。
日本FP協会の場合、受検申請書を「簡易書留」で送付しなければならないので注意してください。
きんざいに申し込む場合
インターネットで申し込む
インターネットできんざいの試験に申し込む場合はユーザー登録が必要になります。
きんざいのホームページにアクセスし、「インターネット受検申請」のページで登録することができます。
ユーザー登録完了後に、受検申請を行います。
ユーザー登録の手順
1.利用規約に同意
↓
2.メールアドレスの新規登録
↓
3.返信メールの到着を確認
↓
4.指定されたURLにアクセス
↓
5.個人情報登録
↓
6.過去の合格履歴登録(必要な場合)
受験申請の手順
1.試験種類を選択
↓
2.受検申請に関する注意事項の確認
↓
3.個人申請、団体申請のいずれかを選択
↓
4.受検種目・免除申請・受験地選択
↓
5.受検資格確認(受検資格の必要な科目のみ)
↓
6.受検書類等送付先の入力
↓
7.支払い方法を選択(コンビニまたはクレジットカード)
コンビニ支払いの場合は、支払期限までに指定したコンビニで支払いを行ってください。
入金確認後、申し込み完了となるので「コンビニ支払い」を選択した場合は、必ず支払期日を守ってください。
クレジットカード支払いの場合は、申請画面に必要事項を入力すると即時決済となり、申し込みが完了します。
郵送で申し込む
郵送で申し込む場合には、きんざいのホームページから受検申請書のPDFファイルをダウンロードして印刷します。
必要事項を記入し、受検料手数料の振込金受取書またはご利用明細書(コピー可)を同封して事務局宛に郵送してください。
郵送方法は日本FP協会とは違い、簡易書留でなくても大丈夫ですが、配達記録が残る方法で郵送することをお勧めします。
受検手数料
FP1級の受検手数料は「日本FP協会」と「きんざい」とで異なるので注意が必要です。
FP2級とFP3級は同じです。
学科 | 実技 | 学科+実技 | |
FP3級
(日本FP協会、きんざい) |
4,000円 | 4,000円 | 8,000円 |
FP2級
(日本FP協会、きんざい) |
5,700円 | 6,000円 | 11,700円 |
FP1級
(日本FP協会) |
CFP資格審査試験
1課目6,600円、2課目9,900円、3課目 13,200円、4課目16,500円、5課目19,800円、6課目23,100円 |
20,000円 | 学科試験(CFP資格審査試験)の申込み方法によって異なる。 |
FP1級
(きんざい) |
8,900円 | 25,000円 | 33,900円 |
FP1級の試験は、FP2級・3級と受験方法が異なります。学科試験は「きんざい」でしか受験できませんが、日本FP協会が実施する「CFP資格審査試験」に合格すれば、FP1級受験資格が得られます。
つまり、「きんざい」の学科試験に相当するものが、日本FP協会が実施する「CFP資格審査試験」です。
実技試験は、きんざいが面接形式、日本FP協会が筆記形式で実施します。
「日本FP協会」と「きんざい」のどちらに申し込むべき?
どちらの団体で合格しても資格の価値は同じです。
団体によって実技科目の内容が異なるので、自分の興味のある分野を得意分野のある方を選択することをお勧めします。
学科試験は共通ですが、例えばFP3級の場合、実技科目は日本FP協会の「資産設計提案業務」、きんざいの「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の3科目があります。
選び方
・保険に関する業務をしている方
→きんざいの「保険顧客資産相談業務」
・家計の改善をしたい場合や、資産運用や相続などの業務ができるようになりたい方
→日本FP協会の「資産設計提案業務」、きんざいの「個人資産相談業務」
日本FP協会の「資産設計提案業務」の方が「保険」に関する出題が多いです。
まとめ
・「日本FP協会」か「きんざい」のどちらの団体に申し込むか決める。
・団体の選び方は実技試験の科目をどれにするかによって決まる。
・申し込みはインターネットか郵送で行う。
受検の申し込みは試験に合格するための第一歩です。
締め切りに遅れて受検できなかったということがないように注意してください。