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【総合口座とは?】預金の種類と特徴をわかりやすく解説【FP】

2021年11月16日

預金の種類は、普通預金といった馴染みのある預金以外にも、「通常よりも高い金利で運用できる預金」や「税制優遇のある預金」など多数の種類があります。

預金の種類と特徴

預金の種類は大きく分けると次の種類あります。

 

普通預金

普通預金とは、自由に入手金ができる預金のことをいいます。

普通預金口座は、ほぼすべての人が持っているもので一番馴染みがある預金です。

引き落とし口座や給与の振り込み口座に利用されることが多く、日常の使用に適した口座です。

 

当座預金

当座預金とは、企業や個人事業主などが手形や小切手の支払いを行うための無利息の預金のことをいいます。

当座預金は、預金保険法に定められた「決済用預金」に該当するため、銀行が破綻しても預金保険制度によって全額保護されます。

 

決済用普通預金

決済用普通預金とは、一般の普通預金とは異なり、利息がつかない預金のことをいいます。

決済用普通預金は、預金保険法に定められた「決済用預金」に該当するため、銀行が破綻しても預金保険制度によって全額保護されます。

通常、金融機関ごとに1,000万円までが保護の対象であるため、多額の資金を持っている人が安心できるというメリットがあります。

その他の条件は普通預金とほぼ同じで、引き落とし口座として指定することができます。

 

決済用預金

決済用預金とは「無利息、要求払い、決済サービス(口座振替等)を提供できること」という3要件を満たす預金のことをいいます。

「当座預金」や「利息のつかない普通預金(決済用普通預金)」などが決済用預金に該当します。

 

別段預金

別段預金とは、銀行業務に該当しない振込資金等の一時的な管理を行うための預金のことをいいます。

別段預金は、「雑預金」ともいいます。

要求払預金であり、基本的に利息はつきません。別段預金は、決済用預金に該当する場合があります。

 

定期預金

定期預金とは、最初に預け入れ期間を決定して利用する預金のことをいいます。

基本的には満期日までは引出しができませんが、普通預金よりも金利が高く、収益性が高いのがメリットです。

 

外貨預金

外貨預金とは、日本円を米ドルやユーロ、英ポンドなどの外国の通貨に交換して預け入れる預金のことをいいます。

外貨預金は、円預金と同様に普通預金や定期預金などの種類があります。
預け入れた外貨建ての元本は減少しませんが、為替相場の変動により円に交換するときに為替差損益が発生します。

なお、外貨預金は預金保険制度の対象ではありません。

 

貯蓄預金

貯蓄預金とは、残高が指定された金額以上あると、金利の優遇が適用されて、普通預金よりも金利が高くなる預金のことをいいます。

入出金は自由にできますが、自動支払いや自動受け取りなどのサービスは利用できません。
したがって、給与の受取りや公共料金の自動引き落としには利用することはできません。

貯蓄預金には、残高に応じて金利が変動する「金額階層別金利型」と、預入れ残高が一定額以上あると普通預金よりも金利が高くなる「金額別金利型」があります。

 

仕組預金

仕組預金とは、デリバティブ取引を組み込んだ特約付きの定期預金のことをいいます。

仕組預金は、普通預金よりも高い金利が期待できるというメリットがあります。

その一方で、銀行が預入日以降に満期日を選択できる権利を所有しているなどの制限や市場金利で運用した場合よりも不利になってしまう可能性があるのがデメリットです。

 

通知預金

通知預金とは、まとまった資金を短期間預ける場合に、普通預金よりも金利が有利な預金のことをいいます。

預け入れをしてから7日間は据置期間となり、原則として解約することはできません。

据置期間後、解約したい日の2日前までに通知をすれば、いつでも解約することができます。

また、金利情勢によっては普通預金と同一金利になる場合があります。

 

納税準備預金

納税準備預金とは、納税に充てることを目的とした預金のことをいいます。

一般的に、普通預金よりも利率が高く設定されており、利息は非課税となります。

原則として、引出しは納税に充てるときに限定されますが、納税以外の目的で引き出すことも可能です。

納税以外の目的で引き出した場合には、利息は非課税ではなくなり、課税されます。

 

預金の種類一覧表

引出し 利息の有無 普通預金と比較した場合の利息 預金保護
普通預金 いつでも 対象
当座預金 いつでも × 全額対象
無利息型普通預金 いつでも × 全額対象
決済用預金 いつでも × 全額対象
別段預金 いつでも 基本的に無 × 基本的に全額対象(注)
定期預金 事前に定めた期間経過後 対象
外貨預金 商品によって異なる ◯(為替レートの影響を受ける点に注意) 対象外
貯蓄預金 いつでも 対象
仕組預金 事前に定めた期間経過後(一定期間の中で延長される可能性あり) 商品によって異なる
通知預金 事前通知が必要 対象
納税準備預金 原則として納税に必要なときのみ ◯ +税金優遇あり 対象

預金保護の「対象」に該当するものは、合算して元本1,000万円までとその利息等が保護されます。

(注)決済用預金に該当する場合は、全額保護の対象となります。該当しない場合は、合算して元本1,000万円までとその利息等が保護の対象となります。

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総合口座

総合口座とは、普通預金と定期預金などを一つの通帳にセットできるもので、当座貸越機能がついている口座のこといいます。

普通預金の残高が不足していた場合、定期預金などを担保にした自動融資等を利用できるのがメリットです。

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