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FP試験

【2024年版】ファイナンシャルプランナー3級の合格率の推移【きんざいと日本FP協会の比較】

2022年4月10日

「FP技能検定って、きんざいと日本FP協会があるけど、合格率はどっちが高いのかな。実技は科目によって難易度が違うのかな。」

 

このような疑問にお答えします。



 

FP技能士(正式名称:ファイナンシャル・プランニング技能士)は、国家資格です。厚生労働大臣指定試験機関である「一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)」と「NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」の2団体が試験を実施しています。

 

きんざいの合格率の推移

きんざいが実施する試験の合格率は下記のとおりです。

学科試験

 

受験者数(人) 実受験者数(人) 合格者(人) 合格率
2024年5月(激変緩和措置による試験) 170 137 72 52.55%
2024年1月 22,526 17,185 7,974 46.40%
2023年9月 24,489 18,314 6,812 37.19%
2023年5月 23,415 17,297 9,364 54.13%
2023年1月 29,022 21,923 12,278 56.00%
2022年9月 28,298 21,018 9,125 43.42%
2022年5月 27,002 19,407 9,517 49.04%
2022年1月 33,644 23,175 14,490 62.52%
2021年9月 37,074 27,607 14,718 53.31%
2021年5月 31,105 23,248 11,117 47.82%
2021年1月 35,553 26,140 16,666 63.76%
2020年9月 43,455 35,659 24,706 69.28%
2020年5月 中止 中止 中止 中止
2020年1月 36,291 27,744 18,154 65.43%
2019年9月 36,269 27,677 17,374 62.77%

 

 

実技試験

きんざいのFP3級では、個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務の2種類から選択できます。

個人資産相談業務

 

受験者数(人) 実受験者数(人) 合格者(人) 合格率
2024年5月(激変緩和措置による試験) 24 21 12 57.14%
2024年1月 6,001 5,082 2,828 55.64%
2023年9月 7,726 6,562 4,088 62.29%
2023年5月 7,054 5,984 3,685 61.58%
2023年1月 10,175 8,479 5,729 67.56%
2022年9月 10,468 9,010 5,247 58.24%
2022年5月 10,414 8,871 5,522 62.25%
2022年1月 14,541 11,874 6,311 53.15%
2021年9月 14,905 12,513 5,412 43.25%
2021年5月 14,241 12,202 7,277 59.64%
2021年1月 19,348 16,414 9,625 58.64%

 

 

保険顧客資産相談業務

 

受験者数(人) 実受験者数(人) 合格者(人) 合格率
2024年5月(激変緩和措置による試験) 114 90 41 45.55%
2024年1月 13,390 9,384 4,204 44.79%
2023年9月 16,042 11,249 6,221 55.30%
2023年5月 16,940 11,962 7,048 58.91%
2023年1月 18,182 12,927 5,178 40.05%
2022年9月 18,624 12,809 5,545 43.29%
2022年5月 19,709 13,494 6,159 45.64%
2022年1月 20,858 13,177 5,209 39.53%
2021年9月 22,975 15,902 7,742 48.69%
2021年5月 20,865 14,639 6,993 47.77%
2021年1月 24,238 17,194 9,632 56.02%

 

 

日本FP協会の合格率の推移

日本FP協会が実施する試験の合格率は下記のとおりです。

学科試験

 

受験者数(人) 実受験者数(人) 合格者(人) 合格率
2024年1月 47,408 39,370 32,732 83.14%
2023年9月 37,368 31,431 23,505 74.78%
2023年5月 42,476 35,568 31,388 88.25%
2023年1月 48,959 39,839 33,961 82.25%
2022年9月 41,635 34,616 27,963 80.78%
2022年5月 48,518 39,230 32,706 83.37%
2022年1月 52,015 39,495 34,364 87.01%
2021年9月 44,725 36,368 30,801 84.69%
2021年5月 45,331 36,378 30,284 83.25%
2021年1月 40,195 31,272 27,494 87.92%

 

実技試験

 

受験者数(人) 実受験者数(人) 合格者(人) 合格率
2024年1月 46,605 38,531 33,351 86.56%
2023年9月 37,221 31,130 24,180 77.67%
2023年5月 41,640 34,759 30,182 86.83%
2023年1月 47,755 38,633 34,127 88.34%
2022年9月 40,277 33,246 28,072 84.44%
2022年5月 48,264 38,809 35,058 90.33%
2022年1月 53,105 40,324 36,595 90.75%
2021年9月 45,998 37,414 30,119 80.50%
2021年5月 45,790 36,691 28,122 76.65%
2021年1月 40,683 31,607 27,348 86.53%

 

 

きんざいとFP協会の合格率の比較

学科の合格率

 

試験日 合格率
きんざい FP協会
2024年1月 46.40% 83.14%
2023年9月 37.19% 74.78%
2023年5月 54.13% 88.25%
2023年1月 56.00% 82.25%
2022年9月 43.42% 80.78%
2022年5月 49.04% 83.37%
2022年1月 62.52% 87.01%
2021年9月 53.31% 84.69%
2021年5月 47.82% 83.25%
2021年1月 63.76% 87.92%
平均合格率 57.25% 83.73%

学科試験は、きんざいとFP協会で全く同じ問題ですが、FP協会の受験生の方が合格率が高いのが特徴です。
FP協会を選択する人は、保険会社で働いている人や通信講座を利用している人が多いと言われています。

 

実技の合格率

 

試験日 合格率
個人資産相談業務(きんざい) 保険顧客資産相談業務(きんざい) 資産設計提案業務(FP協会)
2024年1月 55.64% 44.79% 86.56%
2023年9月 62.29% 55.30% 77.67%
2023年5月 61.58% 58.91% 86.83%
2023年1月 67.56% 40.05% 88.34%
2022年9月 58.24% 43.29% 84.44%
2022年5月 62.25% 45.64% 90.33%
2022年1月 53.15% 39.53% 90.75%
2021年9月 43.25% 48.69% 80.50%
2021年5月 59.64% 47.77% 76.65%
2021年1月 58.64% 56.02% 86.53%
平均合格率 51.02% 48.15% 84.57%

難易度は、どの科目も同じと言われていますが、FP協会の方が合格率がかなり高いのが特徴です。

 

出題分野の違い

科目ごとの試験範囲は下記のとおりです。

個人資産相談業務(きんざい) 保険顧客資産相談業務(きんざい) 資産設計提案業務(FP協会)
ライフプランニングと資金計画
リスク管理 ×
金融資産運用 ×
タックスプランニング
不動産 ×
相続・事業承継

きんざいでは出題されない分野がありますが、日本FP協会では6つの分野すべてから出題されます。

すべての分野から出題される日本FP協会の方が、合格率が高い傾向があります。

 

まとめ

FP技能士3級は、合格率が高くて比較的簡単な国家試験です。

きんざいよりもFP協会の方が、合格率がかなり高いのが特徴です。

FP技能士は国家資格で、更新の必要もなく生涯有効なので、興味がある人は挑戦することをお勧めします。

 

参考:金融財政事情研究会(試験結果)、日本FP協会(FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ)

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