この記事ではFP2級とFP3級の違いを解説します。
目次
FP2級とFP3級試験の比較表
概要
2級 | 3級 | |
試験日 | 1月、5月、9月 | 随時 |
法令基準日 |
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受験資格 | 次のいずれかに該当する者
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合格率 | 約40% | 約80% |
勉強時間 | 約6か月 | 約3か月 |
学科(きんざい・日本FP協会ともに全て同じ問題です。)
2級 | 3級 | |
試験時間 | 120分 | 120分 |
出題形式 | マークシート形式
4答択一式60問 |
マークシート形式
○×式30問・3答択一30問(計60問) |
合格基準 | 60点満点で36点以上(60%) | 60点満点で36点以上(60%) |
実技
2級 | 3級 | |
出題科目 | きんざい:個人資産相談業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務のいずれか1つを選択
日本FP協会:資産設計提案業務 |
きんざい:個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務のいずれか1つを選択
日本FP協会:資産設計提案業務 |
試験時間 | 90分 | 60分 |
出題形式 | きんざい:事例形式5題(15問)
日本FP協会:記述式40問 |
きんざい:事例形式5題(15問)
日本FP協会:マークシート形式、3答択一式20問 |
合格基準 | きんざい:50点満点で30点以上(60%)
日本FP協会:100点満点で60点以上(60%) |
きんざい:50点満点で30点以上(60%)
日本FP協会:100点満点で60点以上(60%) |
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出題内容の比較
試験科目は2級も3級も同じで「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」の6科目です。
2級のみの論点は赤字で記載。
1.ライフプランニングと資金計画
2級 | 3級 |
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2.リスク管理
2級 | 3級 |
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3.金融資産運用
2級 | 3級 |
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4.タックスプランニング
2級 | 3級 |
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5.不動産
2級 | 3級 |
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6.相続・事業継承
2級 | 3級 |
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FP2級とFP3級は同時受験できない
FP2級とFP3級は同じ日の同じ時間に試験が行われるので、どちらか一方しか受験することができません。
いきなりFP2級から受験する方法
FP3級の資格を持っていない人や実務経験がない人でもFP2級から受験する方法があります。
その方法は受験資格に記載されている「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者」に該当することです。
AFP認定研修は生涯学習のユーキャンなどのFP2級講座のカリキュラムに含まれているので、受講が完了したらFP2級から受験することができます。
FP2級から受験できる資格スクール
まとめ
FP2級はFP3級よりも範囲が広いだけでなく、出題形式も4答択一なので運任せで合格することが難しくなっています。
実技試験はFP2級の方がFP3級よりも試験時間が長いですが、計算問題などで悩みすぎてしまうと時間が足りなくなってしまうので、時間配分に注意が必要です。
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了すると、いきなりFP2級から受験することができます。