簿記の仕訳では、複数行の取引を記入する際、勘定科目の順番に決まったルールはありません。たとえば、「商品10,000円を売り上げ、前受金3,000円を差し引いた額を現金で受け取った」という取引の場合、AとBのどちらで仕訳しても正解です。つまり、上下逆の順番で記入しても問題ありません。
目次
正解
解答A
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
前受金 | 3,000 | 売上 | 10,000 |
現金 | 7,000 |
解答B
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
現金 | 7,000 | 売上 | 10,000 |
前受金 | 3,000 |
どちらの順番で記入しても正解です。簿記の試験では、順番にこだわる必要はありません。重要なのは各科目を正しく記入することです。取引内容をよく理解し、自分が最もわかりやすい順番で仕訳を記入することが求められます。
試験中は、分かっている部分から順に記入する方が効率的です。
不正解
誤った仕訳例
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
売上 | 10,000 | 前受金 | 3,000 |
現金 | 7,000 |
このように、借方と貸方の勘定科目を逆に書いた場合、減点されます。試験では、借方と貸方の位置を間違えずに記入することが求められるため、注意が必要です。
まとめ
勘定科目を記入する順番については決まったルールはなく、模範解答の順番と自分が記入した順番が上下逆であっても正解です。ただし、借方と貸方の勘定科目を逆に書いた場合は減点されます。