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簿記

簿記の2つの目的について解説

2023年8月3日

この記事では、簿記の目的である「一定時点の財政状態を明らかにすること」と「一定期間の経営成績を明らかにすること」について解説します。

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簿記の2つの目的

簿記には「一定時点の財政状態を明らかにすること」と「一定期間の経営成績を明らかにすること」の2つの目的があります。
この2つの目的を達成するために、さまざまなルールに従って帳簿記録や資料の作成を行います。

 

一定時点の財政状態を明らかにすること

財政状態とは、企業が「現在(一定時点において)、何がどれだけあるのか」を表すものです。
企業にとって財産の状態は非常に重要です。財産がきちんと評価されているか、借金が多すぎないかなど、企業の健全性(企業が健全な状態かどうか)を判断するための指標だからです。

企業は財政状態を明らかにするために、貸借対照表(B/S: Balance Sheet)という報告書を作成します。

「企業」には、証券取引所に上場している会社だけでなく、個人事業主も含まれます。

 

 一定期間の経営成績を明らかにすること

経営成績とは、企業が「一定期間にどのような活動をし、その結果いくら儲かったのか、またはいくら損失が出たのか」を表すものです。

企業は利益の最大化を目指して事業を行っています。経営成績を正確に表さなければ、事業の成果(利益の獲得に成功したのかどうか)を判断することができません。

企業は経営成績を明らかにするために、損益計算書(P/L:Profit and Loss Statement)という報告書を作成します。
損益計算書には、企業活動による収入や支出の内容などが記載されます。

 

まとめ

  • 簿記の2つの目的とは「一定時点の財政状態を明らかにすること」と「一定期間の経営成績を明らかにすること」である。
  • 財政状態は、企業の財産や負債の状態を示し、貸借対照表(B/S)で報告される。
  • 経営成績は、一定期間の収益や損失を示し、損益計算書(P/L)で報告される。
  • これらの報告書を作成することで、企業の健全性や事業の成果を評価することができる。

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