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簿記

【簿記】水道光熱費を仕訳するタイミングや会計処理について解説【クレジットカード払い、未払金に注意】

この記事では、電気代、ガス代、水道代などの水道光熱費を仕訳するタイミングや会計処理について解説します。

仕訳のタイミング

電気代などの仕訳のタイミングは、「メーターの検針日で費用計上する方法」と「実際に支払った日付で処理する方法」があります。
どちらの方法を選択するかは会社の方針になりますが、選択した処理方法を継続して適用しなければなりません。

発生主義では、電気代などの使用分を期末に正確に測定し、その期間の経費として記録することが求められますが、実務上は支払い時に記帳するのが一般的です。

メーターの検針日で費用計上する方法

具体例

メーターの検針日のガス料金は8,000円であった。

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 8,000 未払金 8,000

 

実際に支払った日付で処理する方法

水道光熱費を現金、口座振替、クレジットカードで支払った場合の処理方法は下記のとおりです。

現金で支払った場合

具体例

水道料金7,000円を現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 7,000 現金 7,000

 

口座振替の場合

具体例

電気料金10,000円が普通預金口座から引き落とされた。

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 10,000 普通預金 10,000

 

クレジットカードで支払った場合

具体例

1.4月5日に電気料金12,000円をクレジットカードで支払った。

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 12,000 未払金 12,000

 

2.4月26日に、クレジットカードで支払った電気料金12,000円が口座から引き落とされた。

借方 金額 貸方 金額
未払金 12,000 普通預金 12,000

 

決算時の仕訳

決算月に利用した水道光熱費は、代金が未払いで決算月に経費(費用)に計上します。

具体例

12月の電気料金は15,000円であった。なお、12月分の電気料金は翌年1月に普通預金から引き落とされる。(当社の決算は12月である。)

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 15,000 未払金 15,000

重要性の低い費用については、毎期継続して適用することを条件に、決算時の未払金の計上を省略することができます。

まとめ

  • 仕訳のタイミングには「メーターの検針日で費用計上する方法」と「支払日で処理する方法」があり、選択した処理方法を継続して適用する必要があります。
  • 水道光熱費の仕訳は、「現金払い」「口座振替」「クレジットカード払い」で勘定科目が異なるので注意が必要です。

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